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Japanische Klassiker mit Furigana

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きととりになったきょうだい

木と鳥になった姉妹

小川 未明

Lesen Sie 木と鳥になった姉妹 (きととりになったきょうだい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.863 Zeichen · 10 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、教えてくれました。

姉と妹は、その小さな光る石を、さらの白い面で溶かしました。そして、それを父親の目につけました。すると不思議に、いままで、閉っていた目が開いて、見るまに、めきめきとなおりはじめたのです。

二人は、あまりの霊薬のききめに驚いて目をみはりました。そのとき、男は、

「さあ、私の望みを申しあげます。私に、どうぞ、この美しい妹さんをください。」といいました。

姉と妹は、心の中で当惑いたしました。けれど、前の約束をどうすることもできませんでした。

「そんなら、姉さん、私はゆきます。」と、妹は泣いていいました。姉も、また父親も泣いて別れを悲しみました。しかし、いまさらどうすることもできませんでした。ついに、妹は、男に連れられて、この家を出ていったのであります。

妹がいってしまってから、姉はさびしく日を送りました。いまごろ妹は、どこにどうして暮らしているだろうと思いました。妹からは、なんのたよりもありませんでした。姉は一人、小川にそうて歩いてはたたずみ、たたずんではまた歩いて、妹のことを思っていました。いつか、二人は、いっしょにこの路を歩いたこともあったのだと思いました。