Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつとふじげいぎのかえもん

松と藤芸妓の替紋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme

Aozora Bunko

ふみ「何ともお礼の申し上げ様もございません」

三「何う致しまして、何にしろ跣足じゃア往けません、何に仕ましょうか、車をそう云ってお呉れ、此の嬢ちゃんと合乗に乗って三人に成ります、それ故に三人乗ってそろ/\挽いて、僕は贅だからぼつ/\下駄を穿いて歩いて往く方が便利だ」

と親切な男で、車を拵えて、余り遠くも有りません御徒町松山園に参り、台所から、

三「へい今日は、夜分晩く出まして、相済みません」

婢「はい入らっしゃい何方様」

三「えい御叮嚀では困ります、数寄屋町の三八で」

婢「勘八さんと仰しゃりますか」

三「勘八ではございません、三八ですとそう仰しゃって下さいまし」

婢「はい、あの何です数寄屋町の雁八さんという方が入らっしゃいました」

三「何うでも間違ってやがらア」

美「そう、おやまア何だね、表から這入れば宜いのに」

三「いえお店の方から這入って茶の壺を引倒した事がございますから……誠に御無沙汰致しました」

美「もし此方へお上んなさいな」

三「お取膳で、八寸を四寸ずつ喰う仲の善さ、という川柳があります」

美「何をえ」

三「何でも始めは穢い物を連れて来たが、段々綺麗なお話に成るので……旦那誠に御無沙汰を」