Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
側で御膳を喫(た)べるのは厭(いや)だから、森さんお前さんの知っている所でお飯(まんま)を喫べよう」
と云われた時は森松は嬉しくって、
森「参りやすとも、角の立花屋へ往って待っておいでなせえ」
と約束して、これから森松は借物の羽織で小瀟洒(こざっぱり)した姿(なり)をして出掛けて往(ゆ)き、立花屋の門口から、
森「親方今日(こんちや)あ」
立「いや森さんかえ」
森「二階に(こゆびを見せる)こりゃアいやアしませんか」
立「なんだい小指を出して、お前さんのお連(つれ)かえ、先刻(さっき)から来ているよ」
と云われ、森松はニコ/\しながらとん/\/\と二階へ上(あが)ると、種々(いろ/\)な酒肴(さけさかな)を取っておあさが待って居りまして、
あ「ちょいと遅いことねえ、お前(ま)はんが来ないから私は極りが悪くって仕様がないよ」
森「宅(うち)を胡麻化して来ようと思ってつい遅くなりやした」
あ「あら髪なんぞを結って来るんだものを」
森「なアに家(うち)を出る時髪を結って来ると云って出ねえと極りが悪いから」
あ「気にも入るまいが色か何かの積りで緩(ゆっ)くり飲んでおくれな」