Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
時分に夜遅く帰って来れば、寝衣(ねまき)を炬燵(こたつ)に掛けて置いて寒かろうからまア一ト口飲めと、義理にも云うのが当然(あたりまえ)だのに、私が更けて帰ると、お母さんは寝酒に旨い物を喰(た)べてグウ/\大鼾(おおいびき)で寝て仕舞い、火が一つ熾(おこ)ってないから、冷たい寝衣を着て寝てしまい、夜が更けるからつい朝寝をすると、起ろ/\と足で蹴起(けおこ)して、お飯(まんま)を炊けと云って御膳を炊くやらお菜拵(かずごしら)えをして仕舞うと、起きて来て朝から晩まで小言三昧(ざんまい)、ヤレ彼(あ)の旦那を取れ、此の旦那の妾になれと今まで云われた事は何度あるか知れやしないが、漸々(よう/\)云抜けては置いたが、辛くって/\今日は駈出そうか、明日は迯(に)げようかと思った事もあったけれど、外(ほか)に身寄親類もないから駈出しても往(ゆ)き処(どこ)がない私ゆえ堪(こら)えてはいましたが、今日という今日は真に辛いから私は駈出して、身を投げて死にますよ」
月「馬鹿な事をお云いでないよ、私が悪かった、お母さんの前で直(すぐ)に彼(あ)の事を云わなければ宜(よ)かった、私は蔭でチラリと聞いた