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Japanische Klassiker mit Furigana

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うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Lesen Sie 浮雲 (うきぐも) von 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.980 Zeichen · 222 Bildschirme

Aozora Bunko

「オイオイオイ、人に物を云うならモウ些と解るように云って貰いたいネ。君一人位友人を失ッたと云ッてそんなに悲しくも無いから、絶交するならしても宜しいが、シカシその理由も説明せずして唯無暗に人を侮辱した侮辱したと云うばかりじゃ、ハアそうかとは云ッておられんじゃないか」

「それじゃ何故先刻叔母やお勢のいる前で、僕に『痩我慢なら大抵にしろ』と云ッた」

「それがそんなに気に障ッたのか」

「当前サ……何故今また僕の事を明治年代の丹治即ち意久地なしと云ッた」

「アハハハ弥々腹筋だ。それから」

「事に大小は有ッても理に巨細は無い。痩我慢と云ッて侮辱したも丹治と云ッて侮辱したも、帰するところは唯一の軽蔑からだ。既に軽蔑心が有る以上は朋友の交際は出来ないものと認めたからして絶交を申出したのだ。解ッているじゃないか」

「それから」

「但しこうは云うようなものの、園田の家と絶交してくれとは云わん。からして今までのように毎日遊びに来て、叔母と骨牌を取ろうが」

ト云ッて文三冷笑した。

「お勢を芸娼妓の如く弄ぼうが」

ト云ッてまた冷笑した。

「僕の関係した事でないから、僕は何とも云うまい。だから君もそう落胆イヤ狼狽して遁辞を設ける必要も有るまい」