Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Lesen Sie 浮雲 (うきぐも) von 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.980 Zeichen · 222 Bildschirme

Aozora Bunko

第十五回

「明日の支度が……」

とお勢は泣声を出して身を縮ませた。

「ほい間違ッたか。失敗、々々」

何を云ッても敵手にならぬのみか、この上手を附けたら雨になりそうなので、さすがの本田も少し持あぐねたところへ、お鍋が呼びに来たから、それを幸いにして奥坐舗へ還ッてしまッた。

文三は昇が来たから安心を失くして、起ッて見たり坐ッて見たり。我他彼此するのが薄々分るので、弥以堪らず、無い用を拵えて、この時二階を降りてお勢の部屋の前を通りかけたが、ふと耳を聳て、抜足をして障子の間隙から内を窺てはッと顔※お勢が伏臥になッて泣……い……て……

「Explanation(示談)」と一時に胸で破裂した……

第十五回

Explanation(示談)、と肚を極めてみると、大きに胸が透いた。己れの打解けた心で推測るゆえ、さほどに難事とも思えない。もウ些しの辛抱、と、哀む可し、文三は眠らでとも知らず夢を見ていた。

機会を窺ている二日目の朝、見知り越しの金貸が来てお政を連出して行く。時機到来……今日こそは、と領を延ばしているとも知らずして帰ッて来たか、下女部屋の入口で「慈母さんは?」