Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Lesen Sie 浮雲 (うきぐも) von 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.980 Zeichen · 222 Bildschirme

Aozora Bunko

トお勢を尻目にかけてからみ文句で宛る。お勢はまた始まッたという顔色をして彼方を向てしまう、文三は余儀なさそうにエヘヘ笑いをする。

「それからアノー例の事ネ、あの事をまた何とか言ッてお遣しなすッたかい」

「ハイ、また言ッてよこしました」

「なんッてネ」

「ソノー気心が解らんから厭だというなら、エー今年の暮帰省した時に、逢ッてよく気心を洞察た上で極めたら好かろうといって遣しましたが、しかし……」

「なに、母親さん」

「エ、ナニサ、アノ、ソラお前にもこの間話したアネ、文さんの……」

お勢は独り切りに点頭く。

「ヘーそんな事を言ッておよこしなすッたかい、ヘーそうかい……それに附けても早く内で帰ッて来れば好が……イエネ此間もお咄し申た通りお前さんのお嫁の事に付ちゃア内でも些と考えてる事も有るんだから……尤も私も聞て知てる事たから今咄してしまってもいいけれども……」

ト些し考えて

「何時返事をお出しだ」

「返事はもう出しました」

「エ、モー出したの、今日」

「ハイ」

「オヤマア文さんでもない、私になんとか一言咄してからお出しならいいのに」

「デスガ……」

「それはマアともかくも、何と言ッてお上げだ」