Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Lesen Sie 浮雲 (うきぐも) von 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.980 Zeichen · 222 Bildschirme

Aozora Bunko

ネ、何も足腰按るばかりが孝行じゃアない、親を人に善く言わせるのも孝行サ。だから全体なら叔母さんは喜んでいなくッちゃアならぬところを、それをまだ不足に思ッてとやこういうのは慾サ、慾が深過ぎるのサ」

「ナニ些とばかりなら人様に悪く言われても宜からもう些し優しくしてくれると宜だけれども、邪慳で親を親臭いとも思ッていないから悪くッて成りゃアしません」

ト眼を細くして娘の方を顧視る。こういう眺め方も有るものと見える。

「喜び叙にもう一ツ喜んで下さい。我輩今日一等進みました」

「エ」

トお政は此方を振向き、吃驚した様子で暫らく昇の顔を目守めて、

「御結構が有ッたの……ヘエエー……それはマア何してもお芽出度御座いました」

ト鄭重に一礼して、さて改めて頭を振揚げ、

「ヘー御結構が有ッたの……」

お勢もまた昇が「御結構が有ッた」と聞くと等しく吃驚した顔色をして些し顔を※らめた。咄々怪事もあるもので。

「一等お上なすッたと言うと、月給は」

「僅五円違いサ」

「オヤ五円違いだッて結構ですワ。こうッ今までが三十円だッたから五円殖えて……」

「何ですネー母親さん、他人の収入を……」

「マアサ五円殖えて三十五円、結構ですワ、結構でなくッてサ。