Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうしょうそく

獄中消息

大杉 栄

Lesen Sie 獄中消息 (ごくちゅうしょうそく) von 大杉 栄 (おおすぎさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.149 Zeichen · 114 Bildschirme

Aozora Bunko

勉強にもなるし、また少しは気のまぎれにもなるだろう。お為さんによろしく。真坊はどうしている。

寒いので手がかじけてよく書けない。御判読を乞う。

*

堀保子宛・明治四十一年二月五日

一昨日手紙を書こうと思ったら、また用紙がないと言う。そして今日もまたないと言う。いやになってしまう。やむを得ずハガキにした。またさびしいさびしいと言って泣言を書き立てているね。検閲をするお役人に笑われるよ。

手紙はできるだけ隔日に書くこととする。あなたの方も、も少し勉強なさい。二十三日のハガキと二十七日の封書とが着いたばかりだ。

*

堀保子宛・明治四十一年二月十三日

保釈はまだ何とも言って来ない。もし許されたらすぐ電報で知らせる。

兄キの子供が死にそうだとか言っていたが、その後どうしたか。いやだなぞと言わずに、たまには行って見るがいい。そして毎度毎度ではなはだ済まないような気もするが、少しは何とかして貰うさ。

面会をああ長く待たせられて、そして、ああ短かくすまされては、何とも仕方がないね。これからは月に二、三度も来れば大がい用も足りるだろう。そしてそのかわりにもう少し手紙をくれないか。