Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうしょうそく
獄中消息
大杉 栄
Lesen Sie 獄中消息 (ごくちゅうしょうそく) von 大杉 栄 (おおすぎさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.149 Zeichen · 114 Bildschirme
文芸百科全書はいずれ高いものだろうと思うが、何とかして手にいれることはできないか。兄キなどは持っていていい本だと思うがね。三宅博士の宇宙、これも大ぶん高い本だからあえて買うには及ばないが、もし誰か持っていたら借りてくれ。
イタリア文でレスプブリカ(イタリア史)というのが本箱の中にある。たしか同じものが二冊あって、そしてそのいずれもこわれていて、二つ合せて初めて完全なものになるように思った。ちょっとした大きな本だ。差入れを乞う。
何か英語の雑誌で交換に送って来るものがあったら百瀬に差入れてやってくれ。
いつかのエスペランタユ・プロザゾエ(エス語散文集)、ない筈はないのだが、あるいは表紙がとれているかも知れん。もう一度さがして見てくれ。僕への書物の差入れは、ついででもなければ六月の面会の時までは必要ない。
諸君に仲よくするように。よろしく。
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堀保子宛・明治四十二年六月十七日
ちょうど一年になる。早いと言えばずいぶん早くもあるが、また遅いと言えばずいぶん遅くもある。妙なものだ。
窓ガラスに映る痩せこけた土色の異形の姿を見ては、自分ながら多少驚かれもするが、さりとてどこと言ってからだに異状があるのでもない。