Japanische Klassiker mit Furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Lesen Sie 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) von 高山 毅 (たかやまつよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.555 Zeichen · 109 Bildschirme
ほこりたかきばんカラ書生
」
と注意してくれました。
「しかし、緒方洪庵先生といえば、大阪でもゆうめいな医者ですよ。その医者のところへ砲術しゅぎょうにいくというのは、おかしいではありませんか。」
諭吉がたずねますと、
「いや、そうしたほうがよい。そうでないと、なかなかゆるしがでないから。」
というのでした。
かたちやていさいだけにこだわる役所のやりかたをばかばかしくおもいましたが、とにかく、そういうねがいにかきかえてだしますと、かかりの人がいったとおり、ゆるしがでました。
ほこりたかきばんカラ書生
大阪へふたたびやってきた諭吉は、すぐ緒方先生のところへいきました。二か月ぶりにあった先生に、諭吉は、中津であったいろいろなことをほうこくし、かりた原書をうつしてしまったこともはなしました。
「そうか。それは、ちょっとのあいだに、けしからぬことをしたような、また、よいことをしたようなものじゃな。はっはっは。」
とわらいながら、ことばをつづけて、
「ところで、いまの話で、おまえには、どうしても学資(勉強するためのお金)がでないことがわかったから、わたしがせわをしてやりたい。しかし、ほかにも書生がいることだし、おまえ一人にえこひいきするようにみられては、おたがいによくない。