Japanische Klassiker mit Furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Lesen Sie 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) von 高山 毅 (たかやまつよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.555 Zeichen · 109 Bildschirme
お父さんのえがいたゆめ
」
こういって、お母さんがはなしてくれたのは、つぎのようなことでした。
お父さんのえがいたゆめ
諭吉のお父さんは、福沢百助といい、中津のとのさまのけらいでした。ひじょうにしょうじきで、まじめな人であり、また、学問のすきな、すぐれた漢学者でした。けれども、身分がひくいために、つまらない役職にがまんしていなければなりませんでした。
それは、江戸幕府のおわりにちかいころでしたが、そのころの日本の社会は、まだ、さむらいがいちばんえらいとされていました。町人やひゃくしょうたちは、いつも、さむらいにいじめられていました。
さむらいの家に生まれたものは、どんなにつまらない人間でもさむらいになり、いばることができました。町人やひゃくしょうの子どもは、いくらすぐれた人間でも、さむらいにはなれませんでした。また、さむらいの中でも、身分のたかいものと、ひくいものとにわけられていて、身分のひくいさむらいの子は、身分のたかいさむらいの子より上の役目につくということは、ゆるされませんでした。
そんなわけで、諭吉のお父さんは、りっぱな人でしたが、つまらない役目にしか、つくことができませんでした。