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Japanische Klassiker mit Furigana

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そらにわくきんいろのくも

空にわく金色の雲

小川 未明

Lesen Sie 空にわく金色の雲 (そらにわくきんいろのくも) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 6.576 Zeichen · 13 Bildschirme

Aozora Bunko

道であった、顔見知りの人は、みすぼらしい正吉の母にむかって、

「よく、女手ひとつで、むすこさんを、これまでになさった。」と、いって、うしろについてくる正吉を見ながら、正吉の母をほめるのでした。

しかし、心から感心するように見せても、じつは母子のしがない暮らしを、あわれむというふうが見えるので、正吉は子供ながら、それを感じていましたが、母は、そういって、なぐさめられると、気が弱くなっているせいか、すぐなみだぐんで、

「なにしろ、三つのときから、一人で育て、やっと来年は小学校を、卒業するまでにしました。」と、うったえるように答えたのでした。

あいては、もっと立ちいって、二人の生活を知ろうとするのを、正吉は母のたもとをひっぱって、

「さあ、早くいこうよ。」と、その場から、はなれたのでした。

正吉は、そのときだまっていたけれど、自分の母を、きのどくに思いました。そして、母のためなら、どんな困難もいとわないと、心にちかったのです。

「来年は、ぼく、おじさんの家へいくのだ。そうしたら、おかあさんは、一人になって、さびしいだろうね。」と、正吉はいうのでした。

「いいえ、さびしいものかね。