Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ちくはくき
竹柏記
山本 周五郎
Lesen Sie 竹柏記 (ちくはくき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.798 Zeichen · 91 Bildschirme
だが、困ったことに頭があまりよくなかった、もちろん愚昧というものではない、――いっそ愚昧であるほうがよい、という種類の、したがって一藩の主君としては、もっとも好ましからぬ性格のようであった。
彼の帰国はこれで二度めである。このまえは初めてのせいか、諸業事なかれという態度であったが、こんどは到着する早々、雪中行軍とか、御前試合とか、学問吟味などという藩士の能力を試すようなことを次つぎと催した。そのうえ、(その結果というべきか)政治方面の改善について、布令を出し、諸種の役目の世襲制を廃して、人材登用の途をひらいた。そして同時に、自ら二三の役の任免を行なった。……当時、或る種の役目が世襲制であったのは事実だが、それは在来の評家が非難するほど、現実を無視するものではなかった。いくら封建時代だからといって、その能力のない人間に政治を任せるほど、武家経済が豊かだったわけではない。必要な部署には必要な人材を据える、或る面では現代よりもはるかに融通をきかせた例が少なくなかった。
利秀の改善策は、その内容よりも形式に眼目があったらしい。つまり必要であるかないかより、習慣を打破するところに意義を認めたようである。