Japanische Klassiker mit Furigana
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ふんにょうたん
糞尿譚
火野 葦平
Lesen Sie 糞尿譚 (ふんにょうたん) von 火野 葦平 (ひのあしへい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.974 Zeichen · 99 Bildschirme
なにがですか、あんた。なにがと聞き返すまでもないことではないか、自分の胸に問えばわかる筈だ、君は村では生え抜きの民政党で、友田さんなどにも相当お世話になっている筈だ、それに今頃になって寝返りを打って、赤瀬の児分になるなどということは、少し義理を外れていないか。新聞記者は早口にそれだけ云って彦太郎の返事を待った。以前はなるほど私も民政党でありました、親父がそうであったからです、選挙などの時分には私も相当民政党のためには働きました、尽せるだけは尽して居りますよ、どちらかというと私も政治気違いであったし、党のためにも少なからぬ私財も投じて来ました、ところが、私が十四五年前にこの事業を思い立った時にも、民政党の人達は一向援助してくれる風もなく、口では親切そうに云いながら、実際の助力は誰一人してくれなかった、私は独力でこの事業を守らねばならなかった、苦心の甲斐もなく、その後、私がこの事業に失敗を重ねた時にも、ただの一人も声をかけてくれる者もなかった、それでも選挙などには随分政党のために尽したものです、トラックが抵当に何度もなった時にでも、民政党の人達は誰一人金を貸してくれる人もなかった、それでも、私はこの五月の選挙には、友田さんから、村の票や、漁業組合の票を買収してくれるように頼まれた時にも、随分と危ない橋を渡っ