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Japanische Klassiker mit Furigana

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ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 194.628 Zeichen · 371 Bildschirme

Aozora Bunko

幸子は何とかしてその悪い癖を改めさせようと、随分口やかましく注意したけれども、少しでも眼を放していると駄目であった。外の奉公人たちは一日の用事を済ましてから皆風呂に入ることを怠らないのに、彼女は夜になれば女中部屋で転寝をして、そのまま寝間着にも着換えずに寝てしまう。肌着類を洗うことを億劫がって、幾日でも垢だらけの物を平気で着ている。彼女を清潔にさせて置くためには、誰かが傍に附いていて、そのつど無理に裸にさせて風呂へ入れてやるとか、時々行李の中を調べて、突っ込んである不潔な襦袢や腰巻などを引っ張り出して、見ている前で洗濯させるとか、云うくらいにしなければならないので、自分の娘を仕附けるよりも手数が懸る。で、幸子よりも直接の被害者である傍輩の女中達の方が真っ先に悲鳴を挙げた。お春どんが来てからは女中部屋の押入に汚れ物が一杯溜るようになって、穢くて仕様がない、自分ではどうしても洗わないので、私達が洗ってやろうと思って、それらの汚れ物を引っ張り出して見たら、中から御寮人様のブルーマーが出て来たのにはびっくりした、あの人は洗濯するのが面倒臭さに、お上のものまで穿いていたのだ、とか、あの人の傍へ寄ると臭くて溜らぬ、体が臭いばかりでなく、始終買い食いや摘み食いをするので、胃を悪くしていると見えて、息の臭いのが鼻持ちが