Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜったいてきじんかく
絶対的人格
伊藤 左千夫
Lesen Sie 絶対的人格 (ぜったいてきじんかく) von 伊藤 左千夫 (いとうさちお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.854 Zeichen · 8 Bildschirme
絶対的態度
子規子の俳壇における事業は天下の讚するところなりといえども、子規子は毫もその成功を自覚せざりしもののごとく、世を去る数月前において、『獺祭書屋俳句帖抄』に叙して、「わが俳句はわが思いしよりも下等なりし」といえるにあらずや、その本領たる俳句においてなおしかり、いわんやその他においてをや、子規子が自個の事業と製作とに満足せざりしは争うべからず、察するに子規子幸に天寿を得たりとするも、ついに自個の満足を得るあたわざるに終わりたるべし、何となれば子規子は偉人なればなり、偉人はただ活動に満足す、子規子一代の事業、一言をもってこれを讃せば、曰く、
偉的脳力の活動。
絶対的態度
天質において偉人たりし子規子は人格においても偉人なり、そは子規子生涯を通じて一貫せる態度の絶対的なりしにあり。
子規子の態度は絶対的傍観の見地に立てり、歴史を傍観し、階級を傍観し、天子を傍観し乞食を傍観し、大宗教家、大美術家いかなる種類といえどもことごとく傍観す、かつて仰視したることなく、かつて俯視したることなし、思うにこれ真詩人の態度正しき感覚を得んと欲す、必ず正しき観取に待たざるべからず、正しき観取は必ず正しき傍観においてせざるべからず。