Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
びじょをぬすむきじん
美女を盗む鬼神
田中 貢太郎
Lesen Sie 美女を盗む鬼神 (びじょをぬすむきじん) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.970 Zeichen · 6 Bildschirme
「早く早く」
と言って招いた。※(「糸+乞」、第3水準1-89-89)は軍士を率いて洞の中へ突進した。四足を床に縛られた大きな白猿が、敵と見て起きあがろうとしたが、練絹の中に麻縄があるので、引切る事ができないで、眼を電光のように怒らして悶掻いた。※(「糸+乞」、第3水準1-89-89)の軍士は競いかかって刀を当てたが、巌鉄のようで刃が通らない。そこで※(「糸+乞」、第3水準1-89-89)は美女の言った事を思いだしてその臍下を刺した。鬼神は、
「これは天が我を滅したものだ、汝らの力の及ぶところでない」
と言い、また、
「汝が妻は既に姙んでいるから、その子を殺さないで置け、必ず賢王に遇うて家を起す」
と言い畢って死んだ。
※(「糸+乞」、第3水準1-89-89)はそこで軍士に命じて、鬼神の掠奪してきた財宝を収め、美女の数を検べてみると美女は三十人いた。美女達は鬼神の事を細ごまと話して、
「鬼神に奪われてきた女の中で、色の衰えた者は、いつの間にかいなくなった、鬼神は毎朝、手を洗い、帽子を被り、白い衣の上にやはり白い羅の衣被を著て、古文字のような物を書いた木簡を読んだ、読み終るとそれを石の下に置いて、今度は剣を舞わして身を躍らしたが、恰も電光のようであった、食物は定まった物はなく、平生は果実を喫っていたが、犬を非常