Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

ことは容易にア出来ねえ事だから、ま遠慮申さねえばなんねえが、御遠慮申さずに見て、っ子や忰に話して聞かせべいと思って参りました、皆様お変りもごぜえませんで」

秋「婆ア丈夫だの、幾歳になるの」

婆「はい、六十八になりますよ」

秋「六十八、左様か、アハヽヽヽいやどうも達者だな田端だっけな」

婆「はい、田端でごぜえます」

秋「名は何という」

婆「はい、お繩と申します」

秋「妙な名だな、お繩…フヽヽ余り聞かん名だの」

婆「はいあの私の村の鎮守様は八幡様でごぜえます、其の別当は真言宗で東覚寺と申します、其の脇に不動様のお堂がごぜえまして私の両親が子が無えって其の不動様へ心願を掛けました処が、不動様が出てござらっしゃって、左の手で母親の腹ア緊縛って、せつないと思って眼え覚めた、申子でゞもありますかえ、それから母親がおっ妊んで、だん/″\腹が大くなって、当る十月に私が生れたてえ話でごぜえます、縄で腹ア縛られたからお繩と命けたら宜かんべえと云って附けたでごぜえますが、是でも生れた時にゃア此様な婆アじゃアごぜえません」

秋「アハヽヽ田舎の者は正直だな、手前は久しく来なかったのう」