Japanische Klassiker mit Furigana
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おやはながめてかんがえている
親は眺めて考えている
金森 徳次郎
Lesen Sie 親は眺めて考えている (おやはながめてかんがえている) von 金森 徳次郎 (かなもりとくじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.403 Zeichen · 29 Bildschirme
在郷軍人会も大挙してこれに共鳴した。そして四方八方から、目を光らせて私を眺めるようになった。
それは、その当時天皇機関説問題なるものが起り、私がその機関説論者の一人なりとして排撃されたのである。美濃部博士の機関説について政治問題が起り、私は議会の一委員会で、学問の問題を議会で論ずるは適当でないと言ったところ、翌朝からは私自身が大なる機関説論者として、四方の新聞からひどく叩かれたのである。
この問題は、自分の知らぬ世界で随分発展した。私は十数年の後になって知ったことだが、ある大臣は、金森を首にしなければ、内閣から出るとまで言って、総理に迫ったということである。一番困るのは法制局長官というものは、法律的な問題について、重要発言をする責任があるのに、その人間の学説が疑われ、したがってそれが乱臣賊子扱いされていることである。
幸に部内の人は私を知っており、物の道理をわきまえ、私を支持してくれたが、門を出ずれば四面楚歌の声だ。内務省の警保局関係者は、私の発行した書物についてとかくの審議をしており、それは自然的絶版の姿にしてくれという。文部省では、学説分類の調査書を作り、その中に私の書物も出ている。