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Japanische Klassiker mit Furigana

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ろんごものがたり

論語物語

下村 湖人

Lesen Sie 論語物語 (ろんごものがたり) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 132.688 Zeichen · 266 Bildschirme

Aozora Bunko

伯牛疾あり

夫れ我は則ち暇(いとま)あらずと。(憲問篇)

5 子曰く、君子は器ならずと。(爲政篇)

6 子曰く、後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞ゆるなくんば、斯れ亦畏るるに足らざるのみと。(子罕篇)

伯牛疾あり

伯牛疾あり、子これを問い、より其の手を執りて曰く、之を亡わん、命なるかな、斯の人にして斯の疾あるや、斯の人にして斯の疾あるやと。――雍也篇――

冉伯牛の病気は、いよいよ癩病の徴候をあらわして来た。顔も、手も、表面がかさかさになり、全体にむくみあがって、むらさき色がかった肉が、皮膚の下から、今にも渋柿のようにくずれ出そうである。

このごろは、訪ねてくれる友人もほとんど無い。彼自身でも、人に顔を見られたくはないので、けっくその方が気は楽だが、一方では、やるせのない淋しさが、秋の水のように心の底にしみて来る。そして、その淋しさの奥には、人間に対する呪詛が、いつもどす黒く渦を巻いているのである。

ことに、天気のよい日など、病室の窓から、あまりにも美しい日光が、燦々と木の葉にふりそそいでいるのを見ると、天地ことごとくが、自分に対して無慈悲なように思えてならない。