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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぶたきちとヒョロこ

豚吉とヒョロ子

三鳥山人

Lesen Sie 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) von 三鳥山人 (みどりさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.498 Zeichen · 111 Bildschirme

Aozora Bunko

「ハックションハックション」

と嚔をしながら眼をさまして、起き上りました。

「ヤア。お早う」

と無茶先生が声をかけますと、二人とも眼をこすりながら、

「お早う御座いますお早う御座います」

とお辞儀をしましたが、又それと一所に二人とも飛び上って、

「アア、大変だ。咽喉がかわく咽喉がかわく。ああ、たまらない。腹の中じゅう塩だらけになったようだ」

「私も口の中が焼けるようよ。ああ、たまらない」

といううちに、二人とも谷川の処へ駈け寄って、ガブガブガブガブと水を飲み初めました。

「アハハハハハ」

と無茶先生は笑いました。

「咽喉がかわく筈だ。お前たちは塩漬けになっていたんだから」

「エッ。塩漬けに……」

と二人共ビックリして、水を飲むのを止めてふり向きました。

「ああ。おれはお前たちをこの樽に塩漬けにして、おれはやっとここまで逃げて来たんだ」

と、無茶先生が今までのことを話しますと、二人は夢のさめたように驚きました。そうして、いよいよ無茶先生のエライことがわかりまして、その足もとにひれ伏してお礼を云いました。

しかし、やがてヒョロ子は自分の身体のまわりを見まわしますと、泣きそうな顔になりました。