Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あかいさかなとこども

赤い魚と子供

小川 未明

Lesen Sie 赤い魚と子供 (あかいさかなとこども) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.559 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

そして、家へ持って帰りました。

「お母さん、赤い魚を捕まえてきましたよ。」と、子供たちはいいました。

お母さんは、子供たちの捕まえてきた赤い魚を見ました。

「おお、小さいかわいらしい魚だね! どんなにか、この魚の母親が、いまごろ悲しんでいるでしょう。」と、お母さんはいいました。

「お母さん、この魚にもお母さんがあるのですか?」と、子供たちはききました。

「ありますよ。そして、いまごろ、子供がいなくなったといって心配しているでしょう。」と、お母さんは答えました。

子供たちは、その話をきくとかわいそうになりました。

「この魚を逃がしてやろうか。」と、一人がいいました。

「ああもう、だれも捕まえないように大きな河へ逃がしてやろう。」と、もう一人がいいました。子供たちは、三びきのきれいな魚を町はずれの大きな河へ逃がしてやりました、その後で子供たちは、はじめて気がついていいました。

「あの三びきの赤い魚は、はたして、魚のお母さんにあえるのだろうか?」

しかし、それはだれにもわからなかったのです。子供たちはその後、気にかかるので、いつか三びきの赤い魚を捕まえた川にいってみましたけれど、ついにふたたび赤い魚の姿を見ませんでした。