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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんかい

迷信解

井上 円了

Lesen Sie 迷信解 (めいしんかい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 48.601 Zeichen · 96 Bildschirme

Aozora Bunko

小僕ただちに腕をまくり、大喝一声して巫の胸をついて地にたおさしめたり。そのときに、巫の足の親指より、長き糸をもって幣束の柄に結びつけたることを見出だせり。家人、たちどころに大いにののしりてこれを追いしに、巫も大いに驚きて逃げ去れり」との話がある。今一例を挙ぐれば、『閑際筆記』に出ておる話に、「東都のある士族の家に、毎夜石の飛びきたるあり。月を越えてやまざれば、家人みな家の外に出でてひそかにこれをうかがいおりしに、人の突然門を過ぎ行くがごときを覚え、間もなく石の飛びきたるを見たり。数名のもの前後より急に立ちあがり、その人をとらえ灯を取りてみれば、その近辺に住める山伏にてありき。けだし山伏が、その家に怪あれば必ず己に命じて祈祷を行わしむるならんと思いて、かくなせることを知れり」と書いてある。これみな、余のいわゆる偽怪と申すものである。

神仏に祈りて霊験ありとするも、誠心誠意をもって行うにあらざれば神仏の許すはずはない。もし、不道徳の心をもって己の私欲を満たさんとて祈願をしたりとも、神仏はこれを助くるどころでなく、いたく罰するが当然である。しかるに、世の欲張りものが神の助けをかりて己を利せんとする例がたくさんある。