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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんかい

迷信解

井上 円了

Lesen Sie 迷信解 (めいしんかい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 48.601 Zeichen · 96 Bildschirme

Aozora Bunko

第一二段 怪火、怪音および異物のこと

その法は、子の日のクサメには酒食のことあり、午の日のクサメには喜びごとあり、何の日は吉、何の日は凶と定めてある。これに対してある書に、「平安散といえる薬は、これを嗅ぐごとにたちどころにクサメ続きて出ずるゆえに、クサメの出ずる日に吉凶あらば、常に平安散を懐にして吉日ごとにこれを嗅がば、生涯吉事のみならん」と説いてある。明治の今日に生まれたるものは、かかる迷信に陥らぬように心掛けねばならぬ。

第一二段 怪火、怪音および異物のこと

以上述べたるところは、大抵みな心理的妖怪の部類であるが、これより物理的妖怪につきて少しく話さねばならぬ。まず物理的妖怪中、人の最も多く奇怪とするものは怪火である。怪火とは、竜灯、鬼火、狐火、不知火のごとき、火のあるまじき所に火光を見る類を申すのじゃ。これにも偽怪、誤怪に属すべきものが混じておる。余がかつて聞きたる一話を申さば、ある人、一夜深更に及んで火葬場の近傍を通行せしに、この場所に立ちたる地蔵堂の前に、怪しき火の燃え上がりおるを見て大いに驚き、世のいわゆる怨霊火ならんと考え、こわごわ近づき見れば、堂内に泊まりたる乞食が寒さを防がんために、堂前にて火をたきたることを発見したということじゃ。