Japanische Klassiker mit Furigana
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めいしんかい
迷信解
井上 円了
Lesen Sie 迷信解 (めいしんかい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 48.601 Zeichen · 96 Bildschirme
世間の考えにては、家の外より石を投げ込むように思うがゆえに、毎夜見張りをつけていても、その原因を知ることができぬ。さて、家の内にてなにものがかかる悪戯をなすかとたずぬるに、多く婦人、女子の所業である。下女か娘などにつきてよく吟味すれば、大抵その原因が分かる。また、中には家族中の白痴と呼ばれ、不具者と称せらるるものより起こることもある。しかしてその本心は、なにがためにするところあるにあらず、自ら利せんとする目的より出でたるものならば速やかに発覚するも、さにあらずして一は好奇心より出でて、一は精神の異状より起こる。精神の異状とは、人の見ず知らざる間にかかる怪事を行って人を驚かし、また、人のこれを見て奇怪に思い、不思議に感じて大いに騒ぎ立つるを、なによりおもしろくかつ愉快に思い、種々工夫してますます巧みにとり行うようになり、一層人をして奇怪に感ぜしむる次第である。普通の人よりこれを見れば、実に解し得られぬ所業なれども、これがすなわち精神に異状あるゆえんにして、一種の精神病と見てよろしい。
投石の怪は、通例、深夜に石または瓦が家の内に落ちきたるのであるが、その多くは台所の方に落つる。