Japanische Klassiker mit Furigana
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しぜんかいのきょぎ
進化と人生(下)
丘 浅次郎
Lesen Sie 進化と人生(下) (しぜんかいのきょぎ) von 丘 浅次郎 (おかあさじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.568 Zeichen · 109 Bildschirme
八 神
かかることを念頭におかぬ子供の心のそのままの引き続きとして、念頭におかずにいるだけである。
八 神
神にはいろいろある。石や木を神として拝むところもあれば、狐や狼を神に祭っている国もある。生きた人間を神として崇める人種もあれば、死んだ酋長の霊魂を神と仰ぐ民族もある。ただし今、ここにはかような野蛮国や半開人種の神について論ずることをはぶいて、単にいわゆる文明国の人々が長い間信じきたった天地の造り主なる神だけについて考えてみよう。
朝、目が覚めたときに枕元に一つのりんごがあるのを見たなら何と思うか。りんごが自然にそこに生じたと思うか、それともまた自分が眠っている間にだれかが持って来てくれたと思うか。よく考えてみよ。りんごがひとりでそこにできるはずはないから、これは必ず、母か姉かが持ってきたものに違いなかろう。わずかに一個のりんごでさえ、だれかが持って来てくれなければそこにあるはずはない。しからばこの世界はいかに。われわれに食物を与え、われわれに衣服を与え、われわれに住居を与えるこの世界は決してひとりで生じたものとは思われぬではないか。しこうしてこの広大無辺な天地を造った者があるとすれば、それは実に知らざることなく、あたわざることなき神でなければならぬ。