Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

きんごじゅうりょう

金五十両

山本 周五郎

Lesen Sie 金五十両 (きんごじゅうりょう) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.843 Zeichen · 23 Bildschirme

Aozora Bunko

清吉の仕事のお先棒を担ぎながら一年、お預けをくった犬のように、よしという声のかかるのを待っていた。

然しやがて少しずつ事実がはっきりし始めた、清吉がふっと姿をみせなくなり、続いて馬喰町の店の代が変った。

……彼は清吉の消息をしるために狂奔した、そしてなにがわかったろう、清吉はおたまと夫婦になって、新しく出店を開くために上方へ去ったという、おたまは十五六のじぶんからおとこ出入が多く、店の者だけでも五人より少なくなかった。親も親類ももて余していたのを清吉が承知のうえで貰い、その代償として出店を出して貰ったということだった。

「清吉という男はまえから売上をごまかしたり、蔵の品を持出して売ったりする悪い癖があった、然し商売がうまいので主人も番頭もみのがしていたんだそうだ、おたまを任せたのも清吉なら手綱をとれるとみたからさ。

……おれは躯じゅうの皮を剥がれて、荒塩を擦り込まれたような気持になった、世間がどんなからくりで出来ているか、人間にはなにが大事か、色んなことが見えだしてきた、亡くなった伯父さんがいつも泥亀のように酔っていた気持が、はじめておれにはわかったんだ」