Japanische Klassiker mit Furigana
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えんぴつのしん
鉛筆のしん
中谷 宇吉郎
Lesen Sie 鉛筆のしん (えんぴつのしん) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.556 Zeichen · 6 Bildschirme
みなさんは、アメリカの家庭では、しつけのことなんかやかましくいわれないだろうと思ってはいませんか。ぶたれるようなことは、絶対にないだろうと思っているでしょう。
ところが、本当はそれと全く正反対で、アメリカでは、しつけがとても厳しいのです。アメリカでは、小さい時からお客様といっしょに食事をするならわしですから、食事の細かい作法などは、小さい時から、ちゃんとしつけられます。うそをいったり、間違ったことをすると、別に両親でなくても、ようしゃなく叱りつけます。おしりをぶたれることも、珍しくはありません。
こうして、よいしつけを身につけた人が多くなればなるほど、正しい民主主義の明るい社会が生まれていくのです。
戦争の終った次の年だと思いますが、終戦後はじめて列車に二等車がつけられた頃のお話です。
私の乗っていた二等車も満員で、立っている人もずいぶんありました。間もなく車掌さんの検札が始まりました。その時、三等の切符で乗っていた十七、八ぐらいの青年がおりました。車掌さんは、
「これは二等車ですから、三等車の方へ行ってください」
と、いいました。が、この青年はいっこうに動こうとしません。