Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ゆきだるま

雪だるま

小川 未明

Lesen Sie 雪だるま (ゆきだるま) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.203 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

ほんとうに、その日は、いい天気でありましたから、小鳥も木の枝にきて鳴いていました。しかし、冬の日は短くて、じきに日は暮れかかりました。西の方の空は、赤くそまって、一面に雪の上はかげってしまいました。その時分にやっと、二人の雪だるまは、みごとにできあがったのであります。

「やあ、大きいだるまだなあ。」といって、二人は、自分たちのつくった、雪だるまを目をかがやかして賞歎しました。次郎は、墨でだるまの目と鼻と口とをえがきました。だるまは、往来の方を向いてすわっていました。二人は、明日から、この路を通る人たちがこれを見て、どんなにかびっくりするだろうと思って喜びました。

「きっと、みんながびっくりするよ。」と、勇吉はいって、こおどりしました。そして、懐の中から自分のハーモニカを取り出して、だるまの口に押しつけました。ちょうど、だるまが夕陽の中に赤くいろどられて、ハーモニカを吹いているように見えたのであります。

空の色は、だんだん冷たく、暗くなりました。そして、雪の上をわたって吹いてくる風が、身にしみて寒さを感じさせました。

「もう、家へ帰ろう。そして、また、明日ここへきて遊ぼうよ。