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Japanische Klassiker mit Furigana

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ゆきだるま

雪だるま

小川 未明

Lesen Sie 雪だるま (ゆきだるま) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.203 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

いいお天気でありました。もはや、野にも山にも、雪が一面に真っ白くつもってかがやいています。ちょうど、その日は学校が休みでありましたから、次郎は、家の外に出て、となりの勇吉といっしょになって、遊んでいました。

「大きな、雪だるまを一つつくろうね。」

二人は、こういって、いっしょうけんめいに雪を一処にあつめて、雪だるまをつくりはじめました。

そこは、人通りのない、家の前の圃の中でありました。梅の木も、かきの木も、すでに二、三尺も根もとのほうは雪にうずもれていました。そして、わらぐつをはきさえすれば、子供たちは圃の上を自由に、どこへでもゆくことができたのであります。

頭の上の空は、青々として、ちょうどガラスをふいたようにさえていました。あちらこちらには、たこがあがって、籐の鳴り音が聞こえていました。けれど、二人は、そんなことにわき見もせずに、せっせと雪を運んでは、だるまをつくっていました。昼前かかって、やっと半分ばかりしかできませんでした。

「昼飯を食べてから、またあとを造ろうね。」

二人は、こういって、昼飯を食べに、おのおのの家へ帰りました。そして、やがてまた二人は、そこにやってきて、せっせと、雪だるまを造っていました。