Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あおいめがね
青い眼鏡
野村 胡堂
Lesen Sie 青い眼鏡 (あおいめがね) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.201 Zeichen · 24 Bildschirme
「相性が悪いんだワ、ちょいと柳子さん、今大変な問題があるのよ、貴女の智慧も少し貸して下さらない……」
「ヘエ、私の智慧、――智慧や金で済むことならって言い度いが、生憎今晩は智慧の小出しをみんな家の箪笥へしまい忘れて来ちゃったの、お金の方で我慢してくれない」
「そう、そんな景気なの、それでは何かおごって下さるでしょうね」
キネマ女優、芳野絢子、鬘下に青い眼鏡、お振袖のような派手な袷の肩を、素晴らしい羽織が兎もすれば滑ります。
「ちょいと、これは如何、今この入口で貰った芝居のちらしよ、この芝居なら私此処に居るありったけの人達におごるわ」
「何んだ、国民劇場の広告じゃないか、入場料一人金五十銭也だろう、そんなものをおごられる方が迷惑だ」
これは金持の坊ちゃん、中島助丸、
「村岡夫人のおごるのは、お断り申し上げた方がいいぜ、此間野球の勝負へ、一番好きなものを賭ける約束で、僕が勝つと、塩豆を買って来るじゃないか、そんなものは嫌だって言うと、でもこれは私が一番好きですからと言うんだ、呆れ返った婆さんだ――」
これは若い技師の松井菊三郎、
「何んです婆さんとは、貴夫人に対して失礼じゃありませんか、第一、私は宇佐美さんのように禿げちゃ居ませんよ」