Japanische Klassiker mit Furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme
実は私はあなたのことを多くの人がよくいわないのを知っています。そして注意しておきますが、御木本君のお姉様に与えたあなたの印象はよいものではありませんでした。私はその事を聞いた時には大いにあなたを弁護いたしました。私はあなたを不幸な、淋しい人だとその時思いました。私はあなたを愛していますから、人があなたをよくいわないのは苦痛に感じます。私はあなたに注意しておきますが、あなたが愛せられていると信じていらっしゃる人々のあいだには、ほんとうはあなたを愛しない人が多いかもしれません。信ずる心はいつでもよい心です。私はそれを知りながら、上のようなことを書かなければならないのでした。人間と人間との交わりはどうしてこのように虚偽が多いのでしょうね。
私は尾道の叔父からぜひ帰れという手紙に接して尾道に帰ってからずーっと叔父の家にいました。両親は私の一燈園にての生活を非常に心配いたします。そしてこの寒さの増して行く季節を、ことに寒い京都の修道院にて暮すことはどうしても許してくれません。そして冬の間はぜひ暖地で暮らせと申します。まだ荷物はすべて一燈園にあります。私はしいても争いかねてまだきめずにあります。