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Japanische Klassiker mit Furigana

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あゆのくいかた

魯山人の食卓

北大路 魯山人

Lesen Sie 魯山人の食卓 (あゆのくいかた) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.022 Zeichen · 115 Bildschirme

Aozora Bunko

まだこのほかに東京人の賞美するまぐろの類に、かじきがあり、きはだがある。また、めじという小さなのがあるが、これはその味わいもまぐろの感じよりかつおに近く、これを賞美する方も、その感じで食っているからまぐろとしての話柄から除く。さて、このきはだやかじきという奴も、東京には年中あるようなものだが、十二月より三月ごろにかけてあるものは、おおむね台湾からやってくるので、いわゆる江戸前の美味さはない。なんといっても、きはだは八、九月ごろ、沼津、小田原辺からくるものが江戸前である。かじきは房州銚子、東北三陸よりの入荷が一番とされている。長崎からもくる。以上のように、宮古のしびまぐろ岸網ものを第一として、これから季節とともに、だんだんとまぐろ好きをよろこばす次第である。

まぐろの話をすると思い出すが、かつて私は大膳頭であった上野さんに、宮古のまぐろをすすめたことがある。その時、上野さんは、

「こんな美味いまぐろを未だかつて食べたことがない」

といわれた。必ずしもお世辞ばかりではなかったらしい。われわれから考えると、いやしくも宮内省の大膳頭である。およそ天下の美食という美食、最上という最上、知らざるものなしといった調子のものであろうと想像していたのとは、案外の言葉を聴いたのであった。