Japanische Klassiker mit Furigana
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めいせつじじょでん
鳴雪自叙伝
内藤 鳴雪
Lesen Sie 鳴雪自叙伝 (めいせつじじょでん) von 内藤 鳴雪 (ないとうめいせつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 192.693 Zeichen · 377 Bildschirme
尤もこの輪講はやはり互に句作すると同じような興味主義で遣るのだから、普通の輪講などの如く予め下調べなどをせない。それで句に依るとちょっと判らぬことなどもあるので、或る時私が、これからは少し下調べをして来ることにしょうといったら、子規氏は憤然として「先生そんな月並をしちゃいけませぬ」と喝破した。私もなるほどと合点していよいよ無頓着に講義することになった。例えば、座中に、幾人か並んでいて、輪番に講義をする、けれども、我が講義に当る句は知れていても故意と見ない、いよいよ順が来て、その句を朗読し終るや否直に解義する。即ち朗読中にその意味を考えるのである。あたかも昔の題を得てセリ吟すると同じような様子である。が、こうして行くと句の趣味には、むしろ活き活きしたものを捉えてちょっと興味もあるものだ。誤っていたことは他から正す、それに不服があれば飽くまで強弁する。そうして故事来歴等は、私が老人だけに比較的に多く知っていたから、これは得意としてそれを説き聞かせる。要するに心易い同士の議論だから、負けても勝っても結局笑いに落ちる。他の詞でいえば、楽屋落ちの蕪村の句話しであったのだ。