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Japanische Klassiker mit Furigana

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いやなかんじ

いやな感じ

高見 順

Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme

Aozora Bunko

「跡目をついだ蒋介石は、軍官学校の資金を第三インタナショナルから貰ってた義理もあってか、その夏にクーデターをやって、反共産派を追っ払ったくらいなんだから、もちろん、その西山会議派――張継君たちのことだが、その言うことなんか聞きやしない。共産党と手を切れなんて言う決議には、一顧だに与えなかった。蒋介石としては共産党を操るつもりだったんだろうな。事実、国民党と共産党の両方を操って、権力を握った。だが、その結果はどうだ。獅子身中の虫が、逆に国民党に噛みついてきよった。武漢には共産党政府ができてしまった。あわてた蒋介石は、今になって、駆共を叫び出してる始末だ。共産党を利用するつもりが、逆に共産党に利用されたのだ。馬鹿な話だ」

「どうなんでしょうか。共産党の勢力はかなり強いらしいんですが」

と中尉は眉間に立てじわを寄せていた。

「なーに、一時は猖獗をきわめても、共産党が天下を取れるわけはない」

「でも、孫文が容共政策を取ってから、ほんのまだ数年ですのに、たちまち農村までが赤化して……」

「農村は、そりゃ、すぐ赤化するさ。土地解放は、タナからボタ餅だからな」

「ですから、国民党が今さら駆共を叫んでも……」