Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おとうさん

お父さん

林 芙美子

Lesen Sie お父さん (おとうさん) von 林 芙美子 (はやしふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.548 Zeichen · 76 Bildschirme

Aozora Bunko

八王子の子どもが、いつか粉を持って来てくれると手紙をくれましたけれど、早く持って、来てくれるといいなと思いました。

きもを焼く匂いはとてもいい匂いで、好きです。これはおかあさんに早く元気になってもらうようにあげるのです。

七時ごろ、やっとパンが出来ました。

おかあさんは、熱があるので、パンはほしくないといって、うなぎのきもと、生卵を一つ食べました。

僕たちは茶の間で食事をしました。

パンはとてもおいしくて、一口食べると舌のなかにつばきがあつくなるような気がします。ふだん草のお汁と、小さいいわしの焼いたのがあって、とてもにぎやかな食事です。

おとうさんはごはんがすむと、「ああくたびれた」といって、

「静子、お前、あとかたづけをたのむよ」

とおっしゃいました。僕は静子に「あとかたづけしてくれよ」

というと、

「あら、兄さんはずるいわ、おとうさんの真似をしていけないわ。何でも助けあってやらなくちゃあずるいわ」

といいます。

僕は仕方がないから、皿をふいてやる役目をしました。

おかあさんがお水がほしいというので持って行き、

「おかあさん、気分はどうですか」

とたずねますと、