Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいじんにじゅうめんそう

かいじん二十めんそう

江戸川 乱歩

Lesen Sie かいじん二十めんそう (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 12.492 Zeichen · 26 Bildschirme

Aozora Bunko

12

さあ、ふくろのねずみです。

おまわりさんたちも、おだいばにじょうりくして、くさの中にすがたをかくし、二十めんそうがあなからでてくるのをまっていました。

すこしすると、あなの中から、ぬうっと人のかおがあらわれました。

二十めんそうです。それにつづいて、手下たちもでてきました。

おまわりさんとこばやしくんたちが、ぱっとたち上がってとびかかりました。

二十めんそうは、すばやくみをかわしてにげまわり、なかなかつかまりません。

そのとき、むこうのくさの中から、むくむくと、ふくれ上がってくるものがありました。さあ、いったい、なんでしょう。

12

こばやしくんやポケット小ぞうやおまわりさんたちは、おだいばのくさむらで二十めんそうをおいかけましたが、うまくにげまわるので、つかまりません。

二十めんそうは、がけっぷちにたって、わらいだしました。

「あははは。おれはつかまらないぞ。いつも、おれには、おくの手があるからな。

おい、あれをみろ。あそこに、かいぶつのうごいているのがみえるか」

二十めんそうにいわれて、そのほうをみると、人よりもたかくのびたくさむらの中に、大きな、はいいろのたこにゅうどうのようなものが、むくむくとふくれあがっていました。