Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かねも せんちへ いきました

かねも 戦地へ いきました

小川 未明

Lesen Sie かねも 戦地へ いきました (かねも せんちへ いきました) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 8.335 Zeichen · 17 Bildschirme

Aozora Bunko

二

なんでも おひがんで、おてらの にぎやかな 日でした。

「あれ、ごらんなさい。かみしばいの まわりに、あんなに 子どもが あつまって いますこと。」

と、花が いうと、

「花さん、むかしは のぞきと いって、ひとりが めがねを のぞいて、せんそうや おとぎばなしの えを みながら、ものがたりを きいた ものですよ。」

と、かねが いいました。

「からくりなら、わたしの 子どもの ときでも ありました。」

「それは そうと、せんそうが はじまってから、ふうせんを うる おじいさんが みえませんね。」

「ゴムが いりように なって、おもちゃを つくらなく なったのですよ。」

と、かねが おしえました。

「あなたは、なんでも よく ごぞんじですが、わたしは、春の わずか 十日かんばかりしか この よの中を みる ことが できません。」

と、花は かねを うらやみました。

二

また その とき、かねは いいました。

まい日、あさ、ひる、ばん、ときを しらせるのが、わたしの つとめです。わたしは、つとめを だいじと おもい、できるだけ うなりますから、とおくまで きこえます。田や はたけで はたらく 人は もとより、しごとばで しごとを する 人たちも、みんな わたしの なり音を きくと、耳を すまします。