Japanische Klassiker mit Furigana
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『このこころのほこり』
『この心の誇り』
宮本 百合子
Lesen Sie 『この心の誇り』 (『このこころのほこり』) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.535 Zeichen · 17 Bildschirme
スーザンは、そこに自分の命を貫いて脈々と世代を重ねてゆく人類の命の本質を感じるのであった。
「この誇らかな心」のスーザンをこのような女性として描きながら、パール・バックはこの一篇の小説のなかに、自身の芸術にたいしての見解の一部も述べているのである。
私たちの心には、自分の生活というものをはっきり掴んで生きてゆきたいという、やみがたい希望があると思う。その点ではスーザンのそういう生活への感情は現代の多くの若い世代の気持と全く相通じるものをもっていると云えると思う。また、私はいつも私であっていいのだ、という確信をもって生きたい、そのようにして生きる条件を見出したいと思う願いも、今日私たちのまわりに高鳴っているおびただしい若い女性の心奥に絶えず動いている念願ではないだろうか。
私は私であっていいのだという確信を貫いて生きるためには、現実の中で何と苦しい相剋や矛盾を耐えてゆかなければならないだろう。
パール・バックの優れた作品の一つに「母の肖像」というのがある。この母の時代の姿であらわされているアメリカの女の強靭な生活力が、次の世代である娘の時代の姿として「この誇らかな心」