Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

たちあなひめ

たちあな姫

菊池 寛

Lesen Sie たちあな姫 (たちあなひめ) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.540 Zeichen · 21 Bildschirme

Aozora Bunko

「やっぱり先刻の五人連だ。」と、一人が云うと、写真班の連中は、必死になってその方へ駆けつけて行きました。ボーンと云う、烈しいマグネシウムの爆発が絶間なく続きました。私は、再び胸の詰るような興奮を感じました。やっぱりタチアナ姫は居たのだと思いました。が、その活劇の場所へ来て見ますと、写真班の連中の的になって居るのは、先刻の五人連の一行の中の一番年上の娘でした。が、その女がタチアナ姫でしょうか。写真班がカメラを向けると、巧みに身体を躱しながら、避けて居るばかりでなく、いかにも可笑しそうに笑い崩れて居ました。

亡命の内親王とは、似ても似つかぬ女でした。が、写真班の連中は、先方が避ければ避けるほど完全にカメラの中に収めようと、執拗く後を追かけて居ました。又その姉娘に年下の二人の娘までがからんで、キャッ/\と笑いながら、逃げて行くところは、何かの喜劇の場面のように思いました。私は『とんだタチアナ姫だ』と思いましたが、職責上確める必要があると思いましたから、土耳古帽を被った露西亜人が、娘達の後から急いでプラットフォームを去ろうとするのに、やっと追付いて、

「失礼だが、貴君は英語を話せるか。