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Japanische Klassiker mit Furigana

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たましいはいきている

たましいは生きている

小川 未明

Lesen Sie たましいは生きている (たましいはいきている) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.290 Zeichen · 9 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、ききました。すると、怒るどころか、うちとけて、わたしを見ながら、

「あちらの島に、まだ残っている、戦友のことを思っていたんだよ。」と、その人は、答えました。

「まだ、かえらないの。」

「土の中で眠って、永久に帰らないのさ。」

「おじさんは、いつ復員したの。」

わたしは、すぐに兄のことを思い出さずにいられませんでした。

「まだ、一月ばかりにしかならない。いくら苦しんでも、こうして、帰られたものは、しあわせだが、いつまでたっても、もどらない戦友はかわいそうだ。」

これをきくと、わたしは、情け深い人だと思ったから、

「おじさん、ぼくの兄も戦死したんです。」といいました。

「やはり、そうか。」と、急に暗い顔になって、うなずきました。いつか、ふたりは、ならび合って、砂の上に腰をおろし、海の方を向いていました。

「ぼく、いつも、ここに立って、にいさんを思うんですよ。」と、わたしが、いうと、その人は、目を足もとへ落として、やはりうなずくばかりでした。

「人間は死んでも、霊魂は、生きているのではない?」と、わたしは、ふしぎなハーモニカの音から、おじさんに、こうたずねたのでした。