Japanische Klassiker mit Furigana
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キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
Lesen Sie キリスト教入門 (キリストきょうにゅうもん) von 矢内原 忠雄 (やないはらただお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.257 Zeichen · 234 Bildschirme
人は永遠を考え、永遠を慕う力を与えられており、自己を永遠に残そうという要求をもっている。ただ身体の復活とか来世の存在などは信ぜられず、自己の子孫によって、あるいは事業によって自己が永遠に残る、というふうに考える人が少なくない。
また霊魂不滅を説く哲学や宗教もあって、霊魂は肉体の死後、これを離れて永遠に存在すると言う。
ところで、キリスト教の教える身体の復活は、霊魂不滅の説とは次の二つの点で異なる。霊魂不滅説では、人間は霊魂と肉体とよりなり、肉体の死滅後は、霊魂は自然に肉体を遊離して存在をつづけるというだけであって、そこには霊魂の救いという要素がない。だから肉体から離脱した後の霊魂の状態は、幸福なのか不幸なのか、不明である。ただ永遠に不滅であるというだけでは、必ずしも幸福であるとは言えない。のろわれた状態において永遠の存在をつづけることは死滅以上の不幸であり、かかる霊魂にとっては、「死を望むが、死は来たらず」ということが、最大の不幸であると言わねばならない。これに反し、キリスト教で言う復活は、もちろん霊魂の不滅を含んでいるが、それはキリストによりて救われた霊魂であり、したがって神とともにあって神を讃美し、永遠の讃美に住む霊魂であるがゆえに、人間の慕うべき至福の状態であるのである。