Japanische Klassiker mit Furigana
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キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
Lesen Sie キリスト教入門 (キリストきょうにゅうもん) von 矢内原 忠雄 (やないはらただお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.257 Zeichen · 234 Bildschirme
世の中に親のない子供ほどかわいそうなものはない。子供の時に父親を失うということはほんとうにつらいことであるのです。その者に対してお父さんを示される。与えられる。お前にはお父さんがある。孤児ではないんだ。しかもそれは神様なんだ。神様がお前のお父さんだ。これは実に驚くべきことでありまして、いったい孤児の世話をする孤児院とか養育院とかいうものがありますけれども、宇宙を造って支配していられるところの神様が私どものお父さんだ。あのたくさんの星が輝いており、朝になると太陽が現われ夕べになると月が現われる。春になると花が咲き秋になると木の実が実るという、この宇宙全体がいわば私どもの孤児院なんで、すばらしい大きい孤児院に私どもは住んでいる。これはほんとうに親のない子供にとっての慰めであります。神様を天のお父さまということの中に、キリスト教の全部が入っておると言ってもいいのです。「キリスト教早わかり」ということを申しましたけれども、天の父ということがわかればキリスト教がわかってしまった。そう言ってもいい。私どもの心が悲しんでおる時、弱っておる時、淋しい時に、神様に向かってお父さま、天のお父さま、こうお呼びしてご覧なさい。