Japanische Klassiker mit Furigana
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ジャックとまめのき
ジャックと豆の木
楠山 正雄
Lesen Sie ジャックと豆の木 (ジャックとまめのき) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 8.339 Zeichen · 17 Bildschirme
「待て小僧、きさま、にわとりをぬすんで、金の袋、銀の袋をぬすんで、こんどはハープまでぬすむのかあ。」と、大男はわめきながら、あとを追っかけました。
「つかまるならつかまえてみろ。」
ジャックは、まけずにどなりながら、それでもいっしょうけんめいかけました。大男も、お酒によった足をふみしめふみしめ、よたよたはしりました。そのあいだ、ハープは、たえず、からんからん、なりつづけました。
やっとこさと、豆の木のはしごの所までくると、ジャックは、ハープにむかって、
「もうやめろ。」といいますと、それなりハープはだまりました。ジャックは、ハープをかかえて、豆の木のはしごをおりはじめました。はるか目の下に、おかあさんが、こやの前に立って、泣きはらした目で、空をみつめていました。
そうこうするうち、大男が追っついてきて、もう片足、はしごにかけました。
「おかあさん、お泣きでない。」と、ジャックは、上からせいいっぱいよびました。
「それよか、斧をもってきておくれ。はやく、はやく。」
もう一分もまたれません。大男はみしり、みしり、はしごをつたわって来ます。ジャックは、気が気ではありません、身のかるいのをさいわいに、ハープをかかえたなり、はしごの途中、つばめのようなはやわざで、くるりとひっくりかえって、たかい上からとびおりました。