Japanische Klassiker mit Furigana
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ジャックとまめのき
ジャックと豆の木
楠山 正雄
Lesen Sie ジャックと豆の木 (ジャックとまめのき) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 8.339 Zeichen · 17 Bildschirme
どうして、ただではあげられない。どうだ、その牝牛と、とりかえっこしようかね。」といいました。
ジャックは、その男のいうなりに、牝牛と豆の袋ととりかえっこしました。そして、おたがい、これはとんだもうけものをしたとおもって、ほくほくしながら、わかれました。
ジャックは、豆の袋をかかえて、うちまでとんでかえりました。うちへはいるか、はいらないに、ジャックは、
「おかあさん、きょうはほんとに、うまく行ったよ。」と、いきなりそういって、だいとくいで、牛と豆のとりかえっこした話をしました。ところが、母親は、それをきいてよろこぶどころか、あべこべにひどくしかりました。
「まあ、なんというばかなことをしてくれたのだね。ほんとにあきれてしまう。こんなつまらない、えんどう豆の袋なんかにつられて、だいじな牝牛一ぴき、もとも子もなくしてしまうなんて、神さま、まあ、このばかな子をどうしましょう。」
母親はぷんぷんおこって、いまいましそうに、窓のそとへ、袋の中の豆をのこらず、なげすててしまいました。そして、つくづくなさけなさそうに、しくんしくん、泣きだしました。
きっとよろこんでもらえるとおもっていると、あべこべに、うまれてはじめて、おかあさんのこんなにおこった顔をみたので、ジャックはびっくりして、じぶんもかなしくなりました。