Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ジャングルあたま

ジャングル頭

豊島 与志雄

Lesen Sie ジャングル頭 (ジャングルあたま) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.465 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

夜の東京の、新宿駅付近や、上野不忍池付近は、一種のジャングル地帯だと言われる。酔客、ヨタモノ、パンスケ、男娼、などなどの怪物が横行していて、常人は足をふみ入れかねる。このジャングルを、一夜、警官の案内で坂口安吾は探検した。

だが、ジャングルは他にもある。近頃の若い婦人の頭髪を御覧なさい。パーマの長髪を、頭の二倍大、三倍大にふくらまして、颯爽と五月の風になびかしてる、と言いたいところだが、実は、ただもじゃもじゃ、くしゃくしゃ、後頭部から肩へ引っかついでるだけで、雀の巣どころの代物ではなく、全くのジャングルだ。

これが、頸筋のすっきりした長身の体躯ならば、まだよい。然し不幸なことには、彼女等の多くは、お尻だけは比較的大きいかも知れないが、胴体も寸づまり、脚も寸づまりのちんちくりんなのである。たとえ、ハリウッド好みのワンピース、ツーピースをまとい、ハンドバッグの革紐を肩にかけ、ハイヒールの上に反りかえろうと、その矮小な体躯は、所詮、ごまかせるものではない。そして徒らに、頭髪のジャングルだけが大きく目立つ。言わば髪の毛の化物なのだ。

こんなのを、ジャングル頭と言う。