Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ズラかったしんきち
ズラかった信吉
宮本 百合子
Lesen Sie ズラかった信吉 (ズラかったしんきち) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.656 Zeichen · 110 Bildschirme
五ヵ年計画では、その生産力で一年に三割ずつソヴェト同盟の全生産があがってゆく。
その割で十八年経つと、ソヴェトの生産は今大威張な工業国アメリカより五倍も多くなるわけなんだ。
今になって見れば、あんな山ん中にも、みんなが一生懸命になっている五ヵ年計画の噂はひろがってたことが信吉にわかる。
それに労働者の日当が三四割がた高まるから××林業は潰れるべと云った源も、案外的に当ったことを云った。
ソヴェト同盟じゃ、労働者が精出して働き国の富をませば、それを間で〔七字伏字〕って者がないから、みんな一人一人の労働者の毎日の暮しん中へ直に戻って来る。
賃銀が一年で二割ぐらいずつ全体あがった。アグーシャや劉夫婦なんぞ、絹の形つけ工だが六十二ルーブリだったのが、今じゃ七十五ルーブリ以上だ。
五ヵ年計画がはじまって、どの工場でも事業拡張だ。
或る日、区職業紹介所から信吉に呼び出しが来た。
窓口へ行って見ると、麻ルバーシカの男が、
「お前、自転車工場で働いてたことがあるんだな」
と云った。
「工場たって――小さい、田舎んだ」
「どっちだっていいサ。今、『鋤』で第三交代の旋盤工がいるんだ。