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Japanische Klassiker mit Furigana

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ボールのゆくえ

ボールの行方

小川 未明

Lesen Sie ボールの行方 (ボールのゆくえ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.665 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、その少年はいいました。

正ちゃんは、またボールをなくしてしかられると思ったけれど、

「みんなで遊んだのだもの、そんなことしなくてもいいよ。お母さんに買ってもらうから。」と、いいました。

「僕、たのんで入れてもらったのだから。」と、いいますので、太郎さんが、

「じゃ、正ちゃん、それでいいじゃないか。」と、いいました。

四人は学校の前へいって、お店でボールを買いました。正ちゃんが、

「また、ボールをやらない?」というと、誠さんも太郎さんも賛成しましたが、少年はお使いにきたのでもうかえらなければならないといいました。

「さようなら!」

「また、おいでよ。」

少年は三人とわかれて、さっさといってしまいました。正ちゃんは、少年の買ってくれた新しいボールを見て、なんだかいい気持ちはしなかったのです。

「気のどくなことをしたな。どうしても買ってもらわなければよかったのに。」と、心のうちで思いました。

正ちゃんは家にかえると、お母さんにそのボールを見せて今日の話をしました。

「どこの坊ちゃんですか?」と、お母さんはおききになりました。

「僕、知らない。」と、正ちゃんが答えると、