Japanische Klassiker mit Furigana
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みっつの「おんなだいがく」
三つの「女大学」
宮本 百合子
Lesen Sie 三つの「女大学」 (みっつの「おんなだいがく」) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.822 Zeichen · 14 Bildschirme
西鶴の小説などは、よかれあしかれ、そういう時代の世相を描いてまざまざと今日につたえているのだけれども、その自由奔放な時代の感情の半面で、女というものは、どんな風に考えられていたのだろう。
「女大学」十九ヵ条は、先ず女を「女は陰性也、陰は夜にて暗し、故に女は男に比るに愚にて目前なる然るべきことをも知ら」ぬもの、という立て前において、さてそこから順々に女子の心得を書き連ねたものである。「女子は成長して他人の家へ行き姑に仕うるもの、夫に仕うるもの」であるからと、その心得がさとされてあるのだが、「婦人は別に主君なし夫を主人と思い敬い慎みて事うべし。(中略)女は夫を以て天とす返々も夫に逆らいて天の罰を受べからず」、女にとって夫は天とひとしい絶対の関係におかれている。
女が一旦嫁した家を去るなどということはあるまじきことと益軒はいましめながら、天である夫の側からは、自由に「七去」を行えることを認めている。「一には姑に順ざる女は去るべし。二には子なき女は去るべし。是れ妻を娶るは子孫存続のためなれば也。然れども婦人の心正しく行儀能して妬心なくば去ずとも同姓の子を養うべし。